- 汗かきで、マウスがいつもヌルヌルしているので対策が知りたい。
- 多汗症で、マウスが汗で故障するので対策が知りたい。
- 会社で実践したいので、目立たないマウスへの汗対策を知りたい。
汗かき、多汗症の人の多くは手汗も多くいろいろな場面で困っていることがあります。
今回は、特にマウスに注目して、対策をいろいろとまとめています。
汗かき侍は、多汗症ですが、30年間、システムエンジニアとして働いています。
仕事の中で、パソコンは毎日、一日中利用しており、当然、マウス、キーボードも使っています。
これまでの30年間で培った経験といろいろな情報を集めた結果をまとめています。
この記事では、大きく「手汗が出る理由」「手汗を抑える方法」「手汗が出た時の対策」の3つの方向性から解説してます。
汗かき侍が行っている具体的な対策5選も解説しているので、情報収集だけでなく、体験談も確認することができます。
これらの情報を元に、いろいろ試すことで、自分にあった方法を探すお手伝いができると信じております。
マウスを使うと手汗が出る理由


対策するには原因を知ることも大切だね。
多汗症の方は、年中、多かれ少なかれ手汗をかいているので、特定の理由があるとは言い難いし、分かれば苦労しないです。
ただし、一般的な汗を増やす原因として考えられることは以下のようなことがあります。
- 緊張しているため、手汗をかく
- 精神的に不安定になっているため、手汗をかく
- ストレスがかかっているため、手汗をかく
仕事をしている時であれば、納期が迫っている場合や、失敗が許されない仕事をしている場合など、プレッシャーがかかっていると、手汗が増えていると思います。
また、仕事ではなく、ゲームなどの遊びの時でも、知らず知らずのうちに緊張感が増しており、その結果、手汗が増えていることもあると思います。
このように、多汗症の場合、手汗を防ぐことは難しいです。
当然、パソコンで作業をしている場合、マウス、キーボードを触る必要あり、手汗により操作性の低下、効率の低下などが発生します。
この記事に記載されているさまざまな対処方法を試して、少しでも快適に作業できるな方法を見つけてください。
マウスの使用時に手汗が出た場合の対策


汗をかくことは仕方ないと考え、汗が出ても如何に快適にマウスを利用できるようにするか、少しでも汗を少なくできるか、を考えました。
この中で、個人的に、おすすめは、以下です。
- 卓上扇風機
- 手袋
- ゲーミンググローブ
卓上扇風機を使う
一番、効果的で、会社などでやっても違和感がない方法です。
卓上扇風機もいろいろとあるので、自分にあったものを選んでください。
手洗いをしっかり行う
多汗症の方の対策の一つとして、よくあることで、一番シンプルですが、効果はあります。
ただし、汗をすぐに多量にかくような人の場合は、手洗いだけでは追いつきませんね。
ハンカチをマウスとの間に挟む
この対処は、汗がヒドイときは、会社では私もよくやります。
まずは手袋に較べて目立ちにくく、効果もあるのでおすすめです。
ハンカチの代わりにティッシュを挟んだりもします。
ウエットティッシュで拭く
私は1日~2日に一回は、マウスをウエットティッシュで拭いています。
特におすすめは、アルコール入りのウエットティッシュで、アルコールは手垢汚れに強いので、手汗によるベトベト対策になります。
ただし、利用頻度が高いと、皮膚に炎症を起こしたり、機器が故障したりする可能性があるので注意が必要です。
ベビーパウダーを使う
多汗症の対策として、ベビーパウダーをおすすめしているサイトもありますが、私はおすすめはしません。
私の場合は、効果は持続しないし、逆に発疹などが出てからです。ただし、発疹の原因が、ベビーパウダーという特定はできていませんが。
なにより、マウスが汚れるのが好きではありません。
手袋を使う
私の場合、家で、軍手を一時期使用していました。
効果としては感じられましたが、以下の理由により、現在は使用していません。
手袋をすると人目が気になり、会社では利用できませんでした。
手袋を長時間付けていると、どうしても、蒸れてしまう
キーボードでの入力、マウススのクロールなど、繊細なタッチが必要な時に、手袋をしているとやりにくです。
ゲーミンググローブを使う
軍手よりも操作性などがあがるので、家で使用にするにはおすすめです。
制汗剤でマウス使用時の手汗を防ぐ


制汗剤で手汗自体を防ぐことを考えます。
多汗症の人はいろいろと既に試されているかもしれませんが、完全でなくとも少しでも汗の量が減れば、マウス、キーボードも使いやすくなります。
制汗剤(ローションタイプ)
ローションタイプの制汗剤は、他のものに較べて、即効性、手軽さはやや劣りますが、持続性という意味では有効です。
また、高度な多汗症の場合でも、効果が期待できる印象です。
いわゆる「塩化アルミニウム」の溶液で、濃度の違いなどがありますが、基本的に就寝前に塗り続けることで効果を発揮します。
そのため、他のものと比較して、手間はかかります。
「AHCシリーズ」、「デトランスα」、「オドレミン」などがあります。
制汗剤(クリームタイプ)
クリームタイプの制汗剤は、他のものに較べて、持続性、手軽さはやや劣りますが、即効性という意味では有効です。
また、中程度の多汗症までなら、効果が期待できるかもしれません。
クリームということで、少しベタつきがありますが、マウス操作をすること事態に問題はないです。
「テサラン」、「フレナーラ
制汗剤(ジェルタイプ)
ジェルタイプの制汗剤は、他のものに較べて、即効性、手軽さはやや劣りますが、持続性という意味では有効です。
また、中程度の多汗症までなら、効果が期待できるかもしれません。
最初ベタつきがあって違和感がありますが、なじんでくると気になるらなくなります。
「デオドラントゲル」、「デオナチュレ」などがあります。
制汗剤(パウダータイプ)
パウダータイプの制汗剤は、他のものに較べて、持続性、即効性はやや劣りますが、手軽さという意味では有効です。
また、重症な多汗症の場合は、効果としてものたりない印象です。
パウダーというと、目立つとか、マウスが汚れるとかのイメージがあるかもしれませんが、皮膚に馴染めば、特に問題ありません。
「ファリネ」「ロエグア」などがあります。
手汗に対応したマウスを使用する





いろいろな汗対策が実施されたマウスがあるね。
手汗への対策が目的ではないですが、世の中にはいろいろな機能をもったマウスがあります。
自分の症状、重症度にあわせて、マウスを選択することで、汗でマウス、キーボードの操作性が改善できます。
涼しいマウス
「SteelSeries ゲーミングマウス」などがこれにあたります。
このマウスは、見た目の通りマウス部分位に穴が空いており、手との接地面が減るので汗をかきにくくなります。
また、このマウスは、防水、防塵対応しており、水分にも強いので、おすすめです。
送風付きマウス


「ファン搭載爽快マウス」などがこれにあたります。
見た目のとおり、ファンが内部に組み込まれており、手が蒸れないので、手汗が多い人にもおすすめです。
マウスをがベタベタするという方は、1度使ってみてください。
防水マウス
防塵・防水規格を示す等級であるIP68を取得したマウスで、水分や湿気、ホコリが多いところでも使用できる防水・防塵仕様のマウスです。
一部のマウスは水洗いもできます。
多汗症の方は、汗でマウスの調子が悪い、マウスが故障するということが発生しやすいので、防水機能がついているマウスはありがたいですね。
水洗いできるマウス
防水マウスと同様に、IP68を取得したマウスが多いです。
汗による故障を防ぐと合わせて、汗でベトベトになったり、汚れたマウスを洗うことができるので、重宝します。
また、抗菌機能もついており清潔なので、学校や病院などでも安心して使えます。
ついでに、説明しておくとキーボードも同様の規格のものがあるので、ぜひ使ってほしいと思います。キーボードも汗でベタベタすることもあると思うので、まる洗いできるのは嬉しいです。
滑り止め付きマウス
表面が加工されており、手汗による滑りを軽減してくれます。
左右対称のマウスは2年ぶりに買うので違和感はありますがクイックレビューをさせていただきます。
amazon口コミより
こちらは白としては珍しくつや消し加工で手汗が酷い自分でも滑らずに持てているので高評価。
そしてタイトルどおりケーブル、こちらはいままで編み込み式やビニールタイプのものは使ってきましたが靴紐タイプのものはなかったので実際ここまでケーブルの重さを感じないものなのかと驚きました。
グリップテープ
「グリップテープ」とは、マウスに貼る滑り止めです。
ゲームマウス用の高価なものから、100均で売っているものまで、さまざまあります。
高価だからいいという訳ではないので、いろいろ試してみてください。
タオルグリップ
マウス専用のグリップテープでは、手汗がひどすぎて間に合わないという方は、「タオルグリップ」をお試しください。
この「タオルグリップ」は、汗を吸収させるため、滑り止めのために、テニスやバトミントンのグリップに付けて使うものです。
これをマウスに付けることで、「グリップテープ」よりも対策力がアップします。
ただし、「グリップテープ」と比較して、粘着力が弱く取れやすい、厚みが厚いので操作性が落ちたりするなどのデメリットもあります。
手汗の吸収力とデメリットを見ながら試してみてくださいね。
h3>マウスカバー(マジックマウス)
Mac用のマジックマウス「Apple Magic Mouse」専用のマウスプロテクターカバーがあります。
Windows派なので、利用経験はないですが、シンプルに手汗でヌルヌルになったりしたら、取り換えればいいと考えると対策としては有効だと思います。
スクロールホイールが汗に強いマウス
マウス購入時に注意してほしいのが、スクロールホイールの形状です。
スクロールホイールの表面がつるつるで、引っ掛かりがないものを選ぶと、手汗でスクロールがうまく反応しないです。
私の経験では、手汗でクリックできないことはないですが、スクロールがうまく反応しない事は何度かありました。
湿気に強いマウスパッド
マウスだけでなくて、マウスパッドにもこだわるべきです。
プロが教えるマウスの手汗対策のコツ


プロゲーマーの手汗対策術
ゲーマーにとってのマウス操作は如何に素早く正確に動かすかにかかっています。
滑り止め機能がアップし、グリップ力を大幅に強化されるシートをマウスにはって対策をしているようです。
また、上でも紹介した「ベビーパウダー」+「手袋」+「制汗剤」の組み合わせで、対策をしています。
マウスとはちょっと違いますが、コントローラー用の対策もいろいろとあるようです。
どちらにしても、ゲーマーの方も汗への対策をいろいろとやっているようなので、多汗症の場合も、それが応用できるかもしれません。
システムエンジニアが実践する手汗対策
汗かき侍は、システムエンジニアです。
経験に基づく私のおすすめの対策(会社での対策)を説明します。
実践している対策5個
①卓上扇風機
これまでの説明の通り冬でも扇風機を使っています。
②制汗剤(クリームタイプ)フレナーラ
フレナーラ
③ウエットティッシュで拭く
赤ちゃん用の水だけのもので拭いています。毎日1回は、マウス、キーボード、机の上を拭いています。
④スクロールホイールが汗に強いマウス
マウスのこだわりは、ここだけです。
⑤マウスの買い替え
汗で1年に1回くらいは調子が悪くなります。会社支給ではなく、自分のものを利用できるので、定期的に変えています。システムエンジニアの世界は、マウス、キーボードにこだわりが強い人も多く、個人のものを利用するのは当たり前なので、問題ないです。
マウスの掃除方法


マウスの汚れ、ヌルヌルが気になったら、まずは掃除をしてください。
私は、毎日、ウエットティッシュで拭いていますが、本格的な掃除をする場合の手順を記載しておきます。
1.マウスの電源をOFFにします。
故障の原因となるので、電池を抜く、優先の場合はケーブルを抜くところまでやっておくと安心です。
2.マウス全体を拭く
ウエットティッシュなどでマウス全体を拭き、汚れ、手垢、ベタつきを掃除します。
取れにくい場合は、無水エタノールを使いましょう。無水エタノールには油を分解する性質があるので、汚れが取れやすいです。
なお、帯電防止効果付きのパソコン専用のウェットティッシュもあります。
3.つまようじ、綿棒などを使って、ボタンやホイール部分やセンサー部分を掃除する
強く掃除しすぎると故障の原因となるので、注意しながら掃除しましょう。
特にセンサー部分は、要注意です。
最近はないですが、マウスの動きの認識を「ボール式マウス・トラックボール式マウス」でやっているものが、昔はありました。
昔は、マウスの裏の蓋を開けて、ボールを取り出して掃除していました(笑)
4.これで掃除は完了
分解してまで、掃除はしないようにしてください。故障の原因になります。
まとめ


多汗症による手汗へのマウス対策としてのおすすめは、「システムエンジニアが実践する手汗対策」で書いた5項目です。
- 卓上扇風機
- 制汗剤(クリームタイプ)【フレナーラ】
- ウエットティッシュで拭く
- スクロールホイールが汗に強いマウス
- マウスの買い替え
さらに、私は試したことはないが、今回の調査で発見したもので興味を持った対策は、「送風付きマウス」と「グリップテープ」です。
こちらについては、実際に試してみたら、追加で情報を載せたいと思います。
多汗症の方は、仕事の選択で悩みがいろいろあると思います。
私としては、汗をかきにくい事務系の仕事はおすすめです。
事務系の仕事にはパソコンがつきもので、パソコンには、キーボードとマウスが必ずあります。
今回のさまざまな対策は、マウスだけでなく、キーボードにも応用できると思います。
今回のキーボードとマウスへの汗対策によって、少しでも汗の悩みが解消され、仕事に集中できようになれば幸いです。